【#103】都市のなかに”居場所”をつくる / 長田区 part 3
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兵庫県神戸市長田区について深ぼるシリーズのPart 3。
今回は、都市の中の「居場所」をテーマに2名の方にお話をお伺いしました。1人目は、リア充なシニアをつくるべく、介護付き多世代型シェアハウス「はっぴーの家ろっけん」を運営している首藤義敬さん。彼の作り出す空間や考え方は、高齢化していくこの日本の都市の中での場づくりの大事なヒントが隠されているように感じました。2人目は、長田区のコミュニティラジオ「FMわぃわぃ」代表理事の金千秋さんにお話をお伺いします。神戸市内でも1位2位を争う多国籍なまち長田区。国籍別では韓国・朝鮮籍の人が最も多く、次いでベトナム籍の人が多く住んでおり、まちの中で多様な文化が入り混じっています。どんな人でも、フラットに受け入れていく、そんな態度がこのまちに流れている所以を紐解いていきます。
◉トピック
前編
・リア充な「じじばば」をつくる「はっぴーの家 ろっけん」とは?
・まちの編集をし続けるということ
・「まちで子どもを育てる」居場所
・大事なのは、まちの中で何を選択し何を捨てるか
・「はっぴーの家」は行政より行政の仕事をしている場所!?
・「孤独」にしない、それが人生の幸福感を作るから
・高齢者と子どもが住みやすいまち、長田
後編
・在日コリアンとの出会い
・何故長田区に外国人労働者が集まったのか?
・阪神淡路大震災下で、助け合う知恵のやりとりツールとして生まれたラジオ
・私は「チャリンダー!?」まちの人たちの出会いを作り続けている
・まちの中に誰でもふらっとこれる居場所の必要性
・「大丈夫?」の声がけの重要性
・まちづくりの自治に、外国人が入れる門戸を
◉ゲストプロフィール
首藤義敬/しゅとう よしひろ
株式会社Happy代表取締役/カオスクリエイター
多世代型介護付きシェアハウスの管理人。「世代の異なる人々がシェアして暮らす昔の長屋のようなライフスタイルは、子育てと介護のダブルケアを担う自分たちの正解ではないが選択肢の一つになるかもしれない」との仮説を検証するため、5年前より「はっぴーの家」プロジェクトを始動。介護する人とされる人だけでなく、仕事の打合せ、子供の授業、飲み会、葬式など多種多様な出来事が行われ、トラブルが当たり前の日常はまさにカオス。 思考錯誤の中で解決できない問題をはっぴーな日々に変換している。
https://www.facebook.com/rokken.happy.home
https://greenz.jp/2021/08/19/happyhouse-rokken/
金千秋/きむ ちあき
FMわぃわぃ 代表理事
祖母の代からの神戸っ子。神戸には地震は来ないと言われ育ったが95年の震災で須磨区自宅・店舗も全壊。震災後2週間で放送を開始した在日コリアンの安否確認ツールとして生まれたミニラジオFMヨボセヨに参加。その後「たかとり救援基地」でのベトナム人への情報発信ミニラジオFMユーメンが生まれ、その後2局は1996年1月17日日本初、世界初の被災市民が発信するコミュニティラジオ「FMわぃわぃ」へと移行する。以後ネットメディアになった現在まで、メディア活動2割、8割は「まちづくり」の基地として、誰もが住みたい、住み続けたいまちを目指して活動している。
https://tcc117.jp/fmyy/
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nagata-suishin@office.city.kobe.lg.jp
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